当事者の声(国内)

アイタイムズジャパン編集部

専業主夫として

東京都に住む三崎さん(仮名・50代)は長男が生まれてから、「専業主夫」として家庭を支えていました。

彼はこう語ります。

家事育児を主に行っていたのは三崎さん。主夫として愛する我が子が哺乳瓶の頃から世話をしていた。
イメージ画像:哺乳瓶でミルクを飲む乳児

妻は家事や育児が得意ではなかったこともあり、フルタイム勤務に専念し、役割は棲み分けられていました。

息子が保育園に通う頃になると、私は休職中の訪問看護をパートで再開しましたが、家事と育児の大部分は相変わらず担っていました。

振り返ってみると、自分が育児も家事もこなせてしまったことで、妻は家庭の中で居場所を見失っていたのかもしれない。良きパパになれたけど、良き夫になれなかったのかな。

強引な別居と連れ去り

しかし、その「良きパパ」の活躍を妻や義母は認めていませんでした。義母は三崎さんにこう言いました。
「子どもの世話ばかりせず、正社員として働きなさい」
「男なら家計を支えるのが当然でしょう」
妻もまた、義母の言葉に同調して三崎さんを責めました。三崎さんは、妻のそういった態度は、家事や育児が思うようにできないことに負い目を感じてのことだろうと考えていました。

そんなある時、彼は偶然妻の不貞に気が付き、大きな衝撃を受けました。それでもなお、「負い目を感じている妻にも苦しさがあるのだろう」と理解に努めました。ところが一方の妻は、義母を自宅に呼び、2人で三崎さんに別居を迫りました。再三の説得に負け、三崎さんは一時的な別居に合意してしまいます。

引っ越し先は近所の小さなアパート。荷物を運び込みながら、心の奥底に「このままでは息子を奪われるかもしれない」という不安がじわじわと広がっていたといいます。数週間後、ママ友から「息子くん、引っ越すんだって」と知らされます。不安が現実のものとなってしまったのです。

行き先も分からないまま、ほどなくして弁護士から受任通知が届きました。そこには「婚姻費用」を求めて裁判所に申し立てると記されていました。「婚姻費用」について民法760条には次のように書かれています。「夫婦は、その資産、収入その他一切の事情を考慮して、婚姻から生ずる費用を分担する」。これは一般的に「夫婦である以上、生活費は双方で分担すべきだ」ということです。もっとも、強引に別居させられ子を連れ去られた状況で一方的に支払いを求められた三崎さんにとって、この申立は非常に理不尽なものでした。

信頼できる弁護士との出会い

紹介を受けて信頼できる弁護士に出会った時のイメージ。アイタイムズジャパンより。
イメージ画像:弁護士相談

藁にもすがる思いで駆け込んだ大手の弁護士事務所から返ってきた答えは、「離婚調停に進めばいいですよ」など、まるでマニュアルをなぞるだけのようなもので、子どもとの関わりをどう守るかについては何も語られず、非常に違和感を抱いたといいます。彼は直感的に「ここに任せてはいけない」と思い、早々に去りました。

この続きを見るには
続き: 1,576 文字 / 2 画像

サブスクリプション