青山 克彦

「あの一言さえ言わなければよかった」「あのとき、もっと考えてから発言すべきだった」

教育現場にいると、よく親御さんからこんなことばを聞きます。親子のすれ違いは、大きなできごとから生まれるとは限りません。むしろ、日々の何気ない一言の積み重ねから始まる場合が多いように感じます。子どもは親が思う以上に、親の言葉を「自分の価値そのもの」として受け取っているからです。

この記事では、親子のすれ違いを生みやすい「言ってはいけない言葉」と、同じ場面で置き換えたい「伝えるべき言葉」を、実際の親子のやり取りを交えて紹介します。読み終えたときに、今日の会話で使ってみたい一言が一つでも見つかることを願います。

すぐに答えを導こうとするのではなく、こどもの心の中に自分で考える場所を作ってあげることが大事。

イメージ画像:そろばんをいっしょにする親子

言葉の大切さ

言ってはいけない言葉とその背景
── 親の一言は、子どもの中で何年も残ることがある

「そんなこと、もう覚えてないだろう」と親は思っているかもわかりませんが、子どもは何年も抱え続けている場合があります。高校生に接していると、小学生のころに親から言われた一言を、今も鮮明に覚えている生徒に何度も出会います。しかも覚えているのは、褒められた言葉より、否定された言葉のほうが圧倒的に多いのです。

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著者
青山 克彦 | ライター・塾経営者

35年以上教育業界に携わり、多くの親子と向き合ってきた経験を持つライター。
現場での経験を基に親子関係に起きる問題を考察し、その向き合い方をアドバイスする。

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